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記憶(李連杰)のしまい場所
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少年兵処刑の時の青雲の心情がずっと理解できないでいたの。

なぜ突然、「今日がその日」(劇場台詞)でなければいけないのか。

今までは普通の事として許されていたのに、いきなり今日を境に許さないなんて、
アルフが言うように誰も納得できない。 
なぜ「今後はもう狼藉は許されない」と、事前に「おふれ」を出さなかったのか。
「真の兵士になったのだからもう許されない」と事前に一言あったなら。

劇場で見た時の印象では、軍としての幾つかの戦い後にも、(映像にはない)狼藉があったのかと思っていた。
今までは平気だったのに急に駄目と言い張るのは、唐突で頑なだしちょっと矛盾してないかな・・・・?

ところが。
そうじゃないのね。 やっと気づいたの。

字幕と日本語吹き替えで確かめました。

まずクイの台詞が劇場台詞と大きく違う。
山軍が遊んでるのを見て馬鹿にしたのかと思ってたけど、クイ軍は何もしないで
後方から守ってただけにも関らず、一緒に入城して好き勝手な事をするぞとばかり
権利を主張したんだね。
だから青雲、あんな表情をしたんだ。

そしてアルフ。
「3日間の略奪はお決まりだ」 ・ 「入城してから3日間は許される。」
・・・・これはクイの言うところの「軍」というものに対しての事なのね。

「いつもやってきた」 ・ 「いつもやってきた事だ」
・・・・これは山軍になる前の、アルフ率いる盗賊時代の事みたい。
「いつもやってた」のは、兵士になってからいつも、ではないのね。

「青雲の山軍」として行動してからは、「狼藉」はこの時が初めてだった。
だからそれを目撃した日が「その日」になった。
最初が肝心だから、見逃す事はせず他の者への戒めも含め、処刑したんだ。

クイ軍とは戦う目的が、志が違うのだから。
でも、アルフにはその区別がついてなかったんだね。
盗賊でも兵士でも。 山軍でもクイ軍でも。
今までやってきた通りでいいと。
3日間は許されているのだからと。

そうではない。
この世の誰も迫害を受けてはならない。
その為に戦う。

青雲は狼藉を何度か見逃してきたのではなく、この自分の理想ゆえ、
最初から許さなかったのね。

今更ながらに目からうろこ。 

「そんな未来の為に死ぬのなら本望だ」
理想の世界の為に私情を挟まず邁進する青雲に心酔したうーやんの行動も、
より意味深くなった。
青雲の後ろにただ理想の世界を見ただけじゃない。
その為のゆるぎない決断をする青雲のためなら、弟分を殺しても、自分が死ぬ事になっても、本望なんだね。

ああ~、納得。すっきり!
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それでも やっぱり
説明不足だったんじゃないかなぁ…と思ってしまうのは、ぬるい平和にぼけてるあまい考えなんでしょうか…?
彼らは山賊として育ち、軍人としての教育は受けていない。
そして多分青雲は山賊の慣習を知らなかった。
お互いをよく知らない、理解していないところに誤解や悲劇が生まれるのではないでしょうか…
言ってもわからないから?時間がないから?
功を焦る青雲は大切なことを見落としていたのかもしれません。(この功は名声ではなく、理想の実現)
国 というハコを造って民にあてがうのではなく、民 が国を造る のではないでしょうか。山軍も理想の国の民になるはずだったのですから、知る権利があったはずだと思います。「理想」は誰のためのものなのか?「民があっての国である」ということを失念してしまっていたんじゃないかなあ…と…

そんなことをごちゃごちゃ言ってみても、仕方ないんですけど…なんか変にテンション上がっちゃいました~
いゃ~、長々と失礼いたしました~~m(_ _;)m
愉鬼 2009/10/10(Sat) 編集
Re:それでも やっぱり
>国というハコを造って民にあてがうのではなく、民が国を造るのではないでしょうか。
確かに青雲はそれを忘れていたのかもしれません。

ただどうしても青雲の肩を持つ発言になってしまうのだけど、あの憎いクイの存在が大きいと思うんです。
後方から見てただけなのに、一緒に入城して勝手に振舞うクイ軍。
かつて村をそのクイ軍に荒され仲間を殺されたり傷つけられたりしているのに、軍になった途端、クイ軍と同じような略奪者として振舞う事が、
理想高く、潔癖、完璧主義、負けず嫌いの青雲は我慢できなかったと思うのです。

確かにあと一歩、事前説明があったら、理想的な指導者だったと思います。
でもそんな指導者だったら、蘇洲での決断もアルフ暗殺の決断もなかったかも。
そうしたら誤解も悲劇も生まれなかった。
けれど青雲はきっと総督にはならない。

難しいですね・・・・
 【2009/10/11】
再度
よく観てみます。

ほんと、むずかしいですね…

どれが、なにが、良い、悪い、じゃないんだけど…
視点が変われば視界が変わる…意見も変わる…
あ~~~(((>д<;)))
せっかく すっきり してたのに、ごめんなさいまし~

って、ひとりでゴチャゴチャしてるだけなんですが…ぃゃ~ はぁ…

もいちど、りんちぇの笑顔見させてもらって、帰ります。
おやすみなさい☆
愉鬼 2009/10/11(Sun) 編集
Re:再度
いえいえ、ゴチャゴチャを整理するのには、書いてみるのがやっぱりいいんですよね。
お蔭様で私もいろんな「視点」を教えて頂けてます。
ウォーロードは特にそんな映画ですよね>なにが、良い、悪い、じゃない
登場人物の誰にでも、生き方がそれぞれあって、ただひたむきに生きている。

それに何といっても、りんちぇの映画であーだこーだとお話できるのが楽しいですよね!
りんちぇってお友達の輪も広げてくれてるんだなぁ~。
 【2009/10/13】
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