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記憶(李連杰)のしまい場所
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壱報という公民メディアのブログに、りんちぇのインタビューが出てます。
記者は地震発生後、1基金のボランティアに集まった一人でもあり、
赤十字の働きを内側から見て、民間ボランティアについての経験を書いている人です。

天津年次例会や鳳凰テレビ生放送と同じような内容ですが、
メディア取材としては、こちらが一番早いようです。
りんちぇの1基金が「NGOの新しい道を探求している、明確な構想とオリジナリティがある」とあります。
口述筆記した全文をそのまま掲載してくれています。

記事
http://www.1bao.org/?paged=2
(5月31日付け)

私は慈善の基金を始めたいと思い、台湾・インド・タイ・アメリカのNGOの運営を
考察した結果、特別な考えを抱いた。
「1つの続けることができる基金」をしたい。

世界中の基金を考察したが、私はすべて適当ではないと感じた。
中国で、これらはすべて実行できない。

私はいかなる制度にも不平をこぼすことが好きではない。
中国政府も民間の基金を受け入れることができるかどうか考慮するかも知れないと、
私は政府の立場になって考えてみた。
私達は全世界を1家の人と見なしてるし、また地球は1つだ。


+ + + + + + + + + +
1基金には1人毎月1元の募金、また専門家、学生などの毎月1時間のボランティア
も含まれる。
例えばマイクロソフトは、職員が月に1元、あるいは製品が一つ売れるごとに100分の1、
あるいは千分の1を義捐金に回してくれる。
またはワーナーは映画チケット1枚ごとに1毛を寄付してくれている。
それはたとえばジュースを飲むと、1分のお金を寄付したことになり、
服を1着買うと1元の寄付、家を買ったら一平方メートルごとに1元 と、発展していくだろう。

1つの足どりで踏み出すことができる。
私達はこの取るに足りない1で、1つの愛の伝染病を広められる。

ハーバード大の経済学教授が言うには「1基金は愛の伝染病です」

どうして1元のお金なのか、これには科学的な根拠がある。
心理学から言って、敷居が低いと行動しやすく、いったん行動したら、
心理上ではすでに肯定していることになるのだ。

1元は、誰もが寄付することができ、そしていったん寄付したら、慈善の道を踏み出し、
慈善を認めることができるようになる。
このように中国人の慈善文化と公民の意識を育成することから始めることができる。
これは愛の伝染病だ。1元の神秘なのだ。

それぞれの企業家は自分の基金を持ってはいるが、
1基金のように能動的かつ進撃型のNGOはそう多くはない。

普通のNGOは、とても質素だし、専門もはっきりして、愛もあるが、
ビジネス社会との連結は足りない。
また企業家にとっては、ビジネスはとても現実的で、完全に進撃型かつpush型だ。
私達は両者を結合している。
これらの企業の公の力+1基金の公の力を信じている。

大地震が起きてから、多くの人が、数千万、数億といったお金を出してはいるが、
どれだけの企業が巨額の資金をいつでも出せるのだろう。
そのうち経営に影響してくるし、個人にとっては生活に影響することになる。

私達はすべての貯金を寄付しろというつもりはない。
そうなればあなたが被災者になってしまう。
私たちが言いたいのは、国には国の責任があり、企業には企業の責任があり、
公民には公民の責任があり、それが積み重なってソフトパワーとなり、
いざというとき、それを利用できる。
中国のソフトパワーは、先進諸国に比べて20年、30年遅れているのだ。

私達は2年かけて200万元を使い、中国の基金活動の調査をして、
四つの問題点を発見した。
第一に、中国には公的な信用を持つ、強力なNGOがないこと。
二番目に、透明な体系がないこと。
三番目に、はっきりとした長期的な目標がないこと。
四番目は寄付方法が面倒なこと。

私達は会計事務所に監査を頼んでいる。
携帯電話による募金方法は簡単だし、
全世界が1つの家族になるのが目標だ。
最後に1人の強い大公を形成して力の民間組織を信じにきます。 
(ここわかんない! りんちぇとか有名人サポーターのことかなぁ) 

2007年4月17日に1基金は創立した。

 私達は、創立1年内の世界で起きた5つの大きい災害に寄付している。
たとえばニューオリンズの風害の時に、私と姚明は協力で救助している。
中国は立ち上がり、全世界を救助することができる。
私達は一つなのだから。

最後に私は今度の四川の地震の中での1基金の救助活動を話したい。
一部の人は中国の慈善の体系に対してとても理解できないようでもある。

だが、1基金は恨み言を言うために作ったのではない。
私達はなにも提案せず、なにも恨まず、なにもとがめず、ただ仕事をするだけだ。
今の体制のもとで働いていくだけだ。

だからこそ、私は赤十字内に李連傑1基金計画を作った。
寄付をする時に「中国赤十字会の李連傑1基金への募金」と一言言ってくれれば、
それは私達の元に届く。
赤十字はそれを一銭も動かすことは出来ない
しかし、私達が一銭でもお金を動かす時には彼らに知らせ、同意を得なければならない。
これは両方向による監督なのだ。

今回被災者を救済する中で、1基金は何をすることができるか、民間組織は何をすることができるか。
私が学んだことは、政府の救助の盲点を埋めることだった。

政府による救助はどうしても細かくは出来ない。
だからこそ民間組織のする事がまだまだあるのだ。

例えば、辺鄙で遠くて、災害がとても深刻ではない場所には、政府が考慮しきれない事もある。
食糧、薬品、水、テント。 寝食問題はすぐに思い付いても、
トイレや衛生問題については後回しになる。
ところが防疫の重要性を知っているから、1基金はごみ袋を持って行き、
人々に衛生に注意するように教え、また環境も保護できる。

その時私達はまたこうも思った、大量の遺体を入れる袋を用意したいと。
しかし一部審査許可と手続きの問題のため、それはできなかった。

また私達はいち早く臨床心理士に同行してもらっている。

他にも1基金はたとえ人の手で担いででも、物資を村の中に送り込んでいる。
私は被災地区の5日目に状況を鑑み、物資の流通の指揮部を創立した。
これは細いことができるNGOの現地組織が必要だからだ。

民間組織には特徴があって、1つは独立性、1つは結合性だ。
それは相反する事であり、容易ではない。

1基金は民間の70あまりの組織に協力を求めた。
合法的に民間の力を集めて仕事をしているのだ。
そうすることで被災者の救済を早める事が出来るはずだ。
しかし具体的に動く時、法律と規定の多くの問題のため、
民間組織は政府に対して非難、批判することがある。

しかし1基金は愚痴(恨み言)を言わず、体制に挑戦するのではなく、ただ協力するのみだ。
1基金の使命はこれなのだ。私達の役は仲介人であり、調和者なのだ。

中国の経済改革に特区があるように、中国の公益にも特区があるべきだ。
1基金はこの特区になることを望んでいる。

本当の敵は自分だ。
中国の制度に問題があると不平をこぼす人もいる、
しかしその環境の中でも、着実に成長する企業がある。
どうして出来る人がいるのだろうか。
だから私達は不平はこぼさない、ただ自分だけが苦労を知っていればいいのだ。

1人毎月1元、これが基礎だ。
私達はゆっくりと中国の公益の事業の慈善モードを形成している。
長期の寄付により安定が得られ、と同時に家族としての責任感も形成できる。

私達は自然災害はもとより、環境保護、医療、教育、貧困問題にも関心を持っている。

博鰲アジアフォーラムと世界公益フォーラムが開かれるが、
そこでは全世界のNGO組織に自分の理念を述べることができる。
政治的要員、企業家、マネージャー、NGOがすべて一同に介する場だ。

1基金、1家族、これは信念だけではない。
私達は必ずやり遂げる。

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リンチェイはすごい!
信念の人ですよね。
発言の一つ一つがみんなを納得させ、動かしていく。壱報さんもそんなリンチェイのインタヴューを載せてくれたのね。
そしてPさんがみんなに教えてくれた。ありがとう!
オオニシ 2008/06/28(Sat) 編集
Re:リンチェイはすごい!
こちらこそコメントありがとうございます。

こうやって、りんちぇの、そして1基金の考えをきちんと理解してくれる
マスコミがグッと増えてきたように思います。
それが本当に嬉しいですよね!
 【2008/06/29】
無題
私も感動しました。ひと言一言に重みがあり、あ~、私も見習ってしっかりしなくちゃ!と背筋が伸びる気がします。住む世界が全然違うけど、自分も努力することで、少しは彼に近づけるかしら…?そう思って、また明日も頑張ろうっと!
youmei 2008/06/28(Sat) 編集
Re:無題
りんちぇの存在で努力できるって素敵ですね~

よく考えたら、遠い世界の人なのに、りんちぇってダイレクトに
影響を与えてくれますよね。
私も考え方の物差しがりんちぇ化し始めてます。
 【2008/06/29】
ひゃああっ
な、なが…。クラクラ。

Pさん、御苦労さま!!大変だったでしょー!
時間&体力がないと、これをすべて理解しながら読み進むことができまへん…ヨロヨロ。
あぢこ 2008/06/29(Sun) 編集
Re:ひゃああっ
翻訳機パズルしてるだけなので、心配なんです、
勘違いしてたり意訳しすぎたりしてないか・・・

あぢこさんの監修をクリアしないと記事アップできない
仕組みがあったらよかったのになぁ・・・
 【2008/06/29】
無題
Pさん、書き込みが遅くなってしまい申し訳ありません。本日、最初から全て拝見させて頂きました、ワン基金の流れや四川省での流れが凄く解りやすくまとめてあり、改めてワンの仕事っぷりとPさんの仕事っぷりに感心しました。

やはり連杰は凄いです、本当に色々と勉強していて、そして気遣いもあり、愚痴ではなく出来る範囲の中で出来ることを最大限、可能な限りやっていこうという姿勢をひしひしと感じました。
連杰の体が心配ではありますが・・・
sachi 2008/06/29(Sun) 編集
Re:無題
sachiさん、と、とんでもないです、
お忙しい中全部見て下さってありがとうございました。

りんちぇって、つくづく頭いいんだと関心しますよね。
理性的で冷静で、誠実で熱くて・・・
そうそう、仰るように、最大限やっていこうという姿勢が
眩しいんですよね!

またゆっくり語りましょう~
じーっくり聞かせて頂きますよ~
 【2008/06/29】
連杰の信念
>だから私達は不平はこぼさない、ただ自分だけが苦労を知っていればいいのだ

『霍元甲』の中でずっととても印象に残っている台詞があって、
異種格闘技戦を申し込まれた元甲に、ジンスンが「こんな不公平な試合はやめたほうが・・・」と忠告しますよね。
元甲は心配する友人に言う「この世は公平なことばかりじゃない」

「愚痴は言わない、言い訳しない」という最近の連杰の言葉と、通ずるものがあります。
すごいなぁ、と思うと同時に、あの作品には、連杰の信念がいっぱいに詰まってたんだなぁと改めて思ったり・・・・・
むぅ 2008/07/01(Tue) 編集
Re:連杰の信念
そうなんです!
Aぢさんの大学講演を読み返し、私も「霍元甲」を考えてたんです。

>連杰の信念がいっぱいに詰まってたんだなぁと改めて思ったり・・・・・
仰る通りだと、私も同じ思いです。
早くも泣きモードです。
改めて記事にさせて頂きます。
 【2008/07/01】
お邪魔します
Pさま、某所ではお世話になっております。
こんな素敵なページがあったのですね!すごい充実ぶりに感謝感激です。
この文章も読み応えがありました。
これだけ明確かつ詳細にプランを語られた後で
「私達は必ずやり遂げる」と来た日にはもう…!
連杰の余りの力強さと聡明さに改めてクラクラします。
少しは見習わなくっちゃ…。

長文翻訳、本当にお疲れ様でした!
今後とも楽しみにしています。
Ms.Wai 2008/07/01(Tue) 編集
Re:お邪魔します
Ms.Waiさま! お越し下さりありがとうございます! 嬉しいです!
某所でのあなた様の「羽ばたく翼の妄想ストーリー」のファンです。(告白)
SEX AND THE CITYも見に行く予定ですが、
きっと私の目はダニーの影を捉えて来る事でしょう!

ところでMs.Waiさんは中国語がお出来になるのですか?
おかしな所あったら、どうか教えて頂ければ嬉しいです。
今後ともよろしくお願い致します!
 【2008/07/03】
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