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記憶(李連杰)のしまい場所
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「救い」がないと言われてるようだけど・・・・
この作品に「深い深い愛」を見てしまう私。
だってこの作品は「裏切り」ではなく「愛と絆」を描いてると思うから。

以下、やっぱりネタバレに変えときました。



+ + + + + + + + + +
アルフは最後まで自分の道を信じ、自分の愛する人を信じることのできた、
高く高く真っ直ぐ伸びた大木のような人でした。
何人も、彼を汚す事はできない、そんな強さを持った人でした。
青雲への強い思いを抱いたまま死んでいくアルフに、純粋である美しさを見る事ができた。

そして春美さんへのレスでも書きましたが、私、うーやんも幸せだと思うの。
心を引き裂かれる思いもしたし、自分を失うほど絶望もした。
でも、あそこまで全てを捧げられる人に出会えた。
その人との出会いで、自分の運命が、生死が変わってしまう、そんな出会い。
心は悲しみで傷ついても、魂は出会いに感謝してると思うの。

そして青雲も。
孤独な人だと思ってたけど、兄弟に深く深く愛されていた。
暗殺時にあんなに泣いたのは、懺悔もあるけど、アルフの自分への真っ直ぐな気持ちを
判っていたから。
そして最後。
死を委ねられる相手って、自分にとってのオンリーワンなんだと思う。
この人に命を奪われるなら本望だ、この人に殺してもらいたい、そんな風に思える相手と
出会えた。

その最後の望みを理解し、息の根を止めるうーやんにも、覚悟と自己犠牲がある。
大切な人の命をこの自分が奪う・・・・その苦しみは、青雲の思いを汲んだ愛ゆえの
自己犠牲。

あの瞬間、兄弟は本当に理解しあえたと思うのです。
心や行動はどんなに辛い選択をしても、もっと深い所で「愛と絆」を感じられたと思うの。

ほら、「ベティブルー」や「ミリオンダラーベイビー」のように、描き方はたとえ悲劇でも、
その底にあるのは他人には理解できないような深い絆がテーマのように。

だから、むぅさんの仰ってたうーやんのナレーションは、私は処刑前の回想ではなく、
全てが終わり解放された後の、もっともっと遠い所からの思い出語りだと思ってます。
だってそこには後悔が全くないんだもん。
出会った時の空の眩しさ、青雲の残した言葉、教わった事。
それらの日々を、遠くから慈しんでいるように聞こえるの。

(注 生前は知りえない事も話してるというのもある)

きっと3人は遠い空で再び出会い、己の弱さを赦し合い、肩を抱き合っている。
私はそんな風に思ってるの。
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うううっ・・・・・
>きっと3人は遠い空で再び出会い、己の弱さを赦し合い、肩を抱き合っている

そうだったらどんなに救われるだろう。
そうだね、きっと。そうだと、いいな。

>もっともっと遠い所からの思い出語り
これも同感。
金城君の声って、低くていい声だよね。すっごくあの「語り」に合ってる。

午陽も幸せかぁ・・・・
もの凄い苦しみと、表裏一体なのかな。出会えたことの幸せ・・
残酷だなぁ・・・(涙)
むぅ 2009/06/03(Wed) 編集
Re:うううっ・・・・・
たとえアマちゃんと言われようと、私はそう思ってるの。
少なくとも最後の2人の取った道は、深い理解と愛がなければ出来ないと思う。

だからアルフィーの「絶望の底から一筋の光を見つけた」は、言いえてるとも思うの。
あの曲を聞きながら、脳内では「天使になった3人がお花畑で戯れる」の図が広がってます。←ヘン?
 【2009/06/03】
て、天使・・・
・・・・想像しちゃったよ

『刺馬』は確かに「裏切り」を描いてた気がするけど、
『投名状』は裏切りを描きながらも、その裏に横たわる「苦悩」をきっちり描いてるから、
彼らの「絆」に思いを馳せることができるのかな。
むぅ 2009/06/04(Thu) 編集
Re:て、天使・・・
可愛いでしょ? 3人の天使たち
イメージ的には、メイキングのキャッキャしてる感じで。

うーやんが処刑ラストで、上を見上げて眩しそうに微笑むのね。
初めて青雲と会った日のように、空は晴れてたんだなって。
だからこそ最後の微笑みだったんだなって。

苦悩するのは愛があるからで、その愛は最後はきっと昇華されたと
思うの。
 【2009/06/04】
もう これ以上・・・
泣かせないでください>プルーさん。
三人が めぐり会って戦って投名状をかわしたことを
少しも後悔してないんですね。
出会った時の空の眩しさ>をちゃんと覚えているんですもんね。

青雲への強い思いを抱いたまま死んでいくアルフ>
そう アルフも幸せだったんですね。

と笑わせないでください>プルーさん むぅさん!
三兄弟が↑こんなカワイイ天使かよっ!
春美 2009/06/05(Fri) 編集
Re:もう これ以上・・・
この映画はいろいろな人と見ることが出来、沢山の感想を聞かせてもらう中でつくづく実感したのは、人によって捉え方が本当に様々だという事です。
だから3人の関係が悲劇的に描かれてはいても、関わり合い影響を与え合えて幸せだ、というのはあくまでも夢見る夢子のP的視点ですよん。

でも、「3人の天使たち」がカワイイのは間違いないと思われます。きっぱり。
 【2009/06/05】
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